
今回は札幌市南区にある空沼岳登山です。いきなり渡渉できる気がしない水量。

渡らずに上流に歩いて行ったら,こっちが正しい道だったみたいです。対岸のピンクテープは厳冬期用だったりするんでしょうか?

前日は札幌市内で初雪でこの日も雪予報です。街中でも雪がちらちらしていましたが山の中はしっかり積もってます。

写真ではなかなか伝わりませんが,日が出てくると木の枝に積もった雪が落ちてキラキラと舞うの美しいです。

川沿いの道を進んで行くと突然目の前に池が現れました。夏山で見る池とも少し違う神秘的な感覚になりました。

静かで寒々としているのがまた良いですね。

勝手に使って良い(?)万計山荘,とても立派で雪の中に映えます。

空沼岳の麓にある真簾沼を目指します。

万計沼を超えたあたりから急激に雪が深くなりました。雪の下に深いぬかるみがあったり,雪が膝まであるような箇所もありました。この日はここまでの雪は想定していなかったので登り切れるか不安になってきました。

美しすぎる!私は基本ソロ登山なのでいつもぶつくさ独り言を言いながら歩いているのですが,真簾沼を見た瞬間におもわず「美しすぎる!」と声が出ました。

池の周囲にある木に雪が張り付いて白くなっているの本当に美しかったです。

想像以上の雪に技術と装備が足りておらず,真簾沼到着時点で10:30。このペースでは下山時刻が16時過ぎになってしまい,下手すると日没を過ぎてしまうことも考えられたので登頂は断念し下山することにしました。この日の装備はチェーンスパイクだけとかなり山をなめた装備だったので今度はしっかりとした装備をそろえて再挑戦したいと思います。

むかし友人と登った3月の三ノ塔(丹沢_神奈川)で食べたカップヌードルもおいしかったですが,今回でランキング更新されました。

池の周りは風を遮る物がなくめちゃくちゃ寒いので雪を踏み固めて風よけを作りました。

その後,万計沼でお茶したりなんやかんやして13時下山。万計沼より下はだいぶ雪が解けていました。

本日の温泉は定山渓の手前にある「まつの湯」です。空沼岳登山口周辺にめぼしい温泉が見つからなかったので定山渓まで来ました。雪のかぶった山を眺めながらの温泉は最高でした。今回は技術と道具が足りず山頂まで行くことはできませんでしたが,必要な道具など色々みえた良い山行でした。